たたみの製造工程となります。今は、機械縫いが一般的になっており、たたみ工房たなかでも機械を導入しております。ご要望があれば、手縫いも行っております。ご参考までにたたみ工房たなかの製造工程をご覧ください。

「新調」の場合

「新調」の場合

①寸法を測る

畳や部屋の大きさを測ります。

②丈寸法をつくる
③框(かまち)を縫う

④畳表にクリーナーをかける

⑤縁をつける
⑥幅寸法を切る

⑦縁を折る

⑧返し縫を行って、縁を固定する

⑨検品・拭き上げ

仕上がった畳が寸法通りに仕上がったかを確認する。

⑩納品

お客様のところへ納品します。

「表替え」の場合

①縁・糸をはずし、表をはずす

もともとの糸や縁をはずして、表を外します。

② 床(とこ)・台の掃除 + 補正・修正

表替えや裏返しを行う前に、きれいにします。
下地のすき間を埋めるために、大きさを調整します。

③框(かまち)を縫う

④クリーナーをかける

⑤縁を付ける

⑥縁を折って止める

⑦返し縫を行って、縁を固定する

⑧検品・拭き上げ

仕上がった畳が寸法通りに仕上がったかを確認する。

⑨納品

お客様のところへ納品します。

「手縫い」の場合

現在、畳の制作は機械縫いと手縫いの2種類あります。合理化された機械縫いがほとんどで、手縫いは非常に手間と時間がかかります。
手縫いの良さを語れば切りがないのですが、大きな違いは糸の締め付け具合の違いです。機械の届かない配慮も目も届くので、結果ハリのあるきれいな畳に仕上がります。

当店の手縫いの造作や作業風景を少しご紹介します。1級畳制作技能士はこの道を避けては通れません。

寸法を測る

昔ながらの道具を使用して、対角線を測り、寸法を計算して、一枚づつ制作していきます。

板入れ畳(框板)

両端に木の板を入れます。この技法によってきれいな角が長期間保たれます。
板の厚みで畳が大きくなるかと想像しますが、厚み分きつく糸を締め付け沈み込ませます。

框板の縫い付け

昔から高級な畳には使用され、時間と手間がかかります。

手縫い作業風景(からくり)

イグサの織っている糸をすべて手作業でほつれない様に止めています。
非常に硬く、最後工程では要になる作業です。

手縫い作業風景(後かまち縫い)

稲わらを使いきれいに締め付けて縫いつけます。
縫いつけるのに、畳表を引き寄せる力が強い為、表面がたるみにくくピンと張った状態が長く続きます。

番外編

例)「熊本県産」の認定証

例)「くまもとJAブランド」の認定証

地域ブランド品認定証について

いぐさは野菜と一緒で「農産物」です。道の駅などで販売している野菜などには 生産者さんの名前があるようにいぐさにも、生産者の表記があります。
一例ですが、品質証明にくまもんシールと生産者さんの押印が施されています。